花西子からのお手紙

これは、私たちの5年間の旅を記録した、花西子（フローラシス）のストーリーについての長い手紙です。すべての喜びと涙は、私たちの揺るぎない使命と願いのため：昨今のスタイルを貫いて、中国メイクに新しい意義を；伝統の工芸と美学を融和し、中国の美と色を受け継ぐ；花で美を育つ伝統処方の知恵を現代のコスメに……

花西子のモデルとして、あらゆるメイクアップの撮影は楽ではないです。なぜかというと、花西子にとって、中国メイクは単純にメイクだけではなく、中国文化を伝える機能も担っています。その美しさを解釈するには、十分に準備しないといけません。花西子と知り合ってからすでに5年が経ちました。我々は一緒に中国の美を探り出してきたこの5年間、ブランドの執念と急成長も実感してきました。花西子が古代から今までの中国メイクから抜粋した「技」、「色」、「意」、「神」という四つのコノテーションを通じて、私は中国メイクを新たに理解できました。例えば、「二十四節気」のメイクは、単なる色でメイクを創出だけではなく、「節気」という文化へ探求と表現でもあります。「立春」はすべてを蘇らせる生命力を持ち、「小寒」はクールに隠されて際立つ美しさを表しました。一つのメイクに様々なストーリーを担っています。その中で「私の表現で中国メイクを美しさをより遠く長く進んでいく」という私の執着も含めています。

花西子を初めて見たとき、「なぜこんな濃い黛色をコスメに使うの？」と戸惑う瞬間があったでしょうか。歴史と文化を遡ると「黛」は中国メイクにかけない部分です。「螺子黛」という眉を描く顔料から、「胭脂粉黛」というコスメの四字熟語まで「黛」は世代を超えて女性の美しい佇まいを象徴しています。というより、「黛」が表し出したのは色だけではなく、文化のコノテーションや価値観も深く含まれています。その価値観は花西子クリエイティブの核「文化における美を取り戻し、匠の精神でイノベーションを実現する」でもあります。例えば、今年9月に発売した「花染雲紗リップグロス」の新しいカラー「洛神珠」、「椒房殿」、「褪紅」、「螺子黛」は中国伝統色からの着想で、千年の時を経ても輝く色自体が最も代表的なデザインです。文化はクリエイティブの土壌でクリエイティブは種です。土壌から育った種こそ美し花が咲かせます。伝統の「浮き彫り」、「陶瓷」から民族シリーズまで、それぞれの作品は匠の精神へのこだわりと受け継ぎを含めています。

10年以上ファッション領域に身を置き、ずっと中国古典文化の美しさへゆずれない愛着を持っています。特に、どのようにファッションの視点から伝統の美を見直し、解釈することに答えを探し続けてきました。古典の文化を現代のコスメ、メイクと結び合うことで伝統の美に対するクリエイティブな答えが見えてきました。コスメやメイクを通じて、古典の美を受け継ぎながら、ファッションとのぶつかり合いをこれからもさらに広げていきます。伝統の玉文化とファッションのぶつかり合いで人気の「玉養」シリーズを誕生して、古代の処方、工芸と現代の科学、技術のぶつかり合いでCMFシステムを組み立てました。色、素材、工芸への研究とデザインは美しい商品の基礎となるものです。花西子は、中国メイクアップ業界初のCMFシステムを組み立てたブランドとして、中国古典の美に新たな息吹、コスメやメイクアップに文化、伝統にファッションの力を与えることができます。

何千年の歴史を持つ中国コスメは花の力で美を育てることを実証しました。私と花西子がこのことで縁を結びました。「以花养妆（花で美しくなる）」、我々はこのコンセプトに基づいて、伝統の処方にある知恵を探り出して、現代のコスメに取り入れたいです。

科学研究はその課題を解くための基礎となりますが、先はまだまだ長いです。科学の力で「以花养妆（花で美しくなる）」ことにをエネルギーを与えるのは課題を解く鍵でありながら、もっとも難しいところです。長い歴史の中から育ってきた文化のように、このことは急ぎできできることではなく、ただただ、ゆっくり、深く耕していきます。中国コスメとメイクの研究開発システムは私たちの軸をなすもので、美肌の知恵とコスメテクノロジーを融合させることで、美肌成分をより効果的に発揮させます。「玉養」シリーズのパウダーに使われた革新的な「玉」の処方は文化と科学技術ともに働く成果です。しっかりとテカリを抑え、通気性に優れたこのパウダーがオイリー肌や敏感肌の方にやさしい安心感を与えます。これらのマイルストーンによって、私たちは妥協せず長期主義を守り抜き、お客様により良い、価値以上の商品を提供する道にしっかりと進めます。正しい方向に向かっていれば、少しずつでも、遅くても、目的地にたどり着く日が来ると思います。

5年の間、我々はメイクアップ、美学、研究開発などの分野で最初の花を咲かせ、成果を上げました。次の5年間はさらにその先へ進め、文化と美の花を隅々まで咲かせると願っています。 我々のストーリーを守り続け、ゆっくりと世代から世代へと伝えていきましょう。